鱧と梅雨、

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早朝散歩⇒山の中腹にある、お地蔵さんの所まで遣って来た。寒暖計を見ると18℃を指している。

明石海峡大橋の方を眺めると、イマイチ、ぱ~としない梅雨の空、なぜか天気が鬱陶しいと気分まで

内向きになってくる。でも?梅雨にも好い面があるのだ。アジサイは梅雨に打たれて、美しさを増す。

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今眺めている明石海峡大橋は神戸の舞子から淡路島の北淡(ほくだん)に架かっているのだが、

ここから南下すると、鱧の漁で有名な南淡(なんだん)に出るのだ。←南淡(なんだん)ねん!と

言わないでね(^o^)

淡路島では北淡、南淡などを、それぞれ、“ほくだん”、“なんだん”と淡の字を 濁音で

発音をするらしい。←蛇足をひとつ。淡路の語源は阿波の国(アワのクニ)へ行く路でアワジなのだ。

そうだ、鱧の話に戻そう、子供の頃(約60年前)ハモと言えば小骨が多いために、魚を開いて小骨の

上から身をコソゲ取り、カマボコや竹輪の練りものとして、利用されていたのだ。

その身をコソゲ取った後の皮骨を、蒲鉾屋さんの店頭で、売っていたものなのだ、それを買ってきて

胡瓜と和えて酢の物にしたり、薄味で煮て、少し寒天を入れ、ニコゴリにして、食べたものなのだ。

亡き母親の作るニコゴリに少し七味唐辛子を振掛け、生醤油を垂らして食べるニコゴリは絶品だった。

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何時の頃からか?知らないが、鱧の骨を切る専用の良い包丁ができ、難しい鱧の骨切りが出来る料理人

が増えるに連れて、だんだんと庶民の手の届かない、高級魚となってしまったのだ。

その鱧(ハモ)は「梅雨の水を飲んで 旨くなる」と言われている。

あぁ~淡路の甘い玉葱と一緒に、今が旬の「鱧すき」を、食べたいな~なんて思いながら、淡路島を

眺めていた。(*^_^*)