風の吹くまま(^^♪
早朝散歩の帰り道、広場の芝生の所に数羽の椋鳥が一所懸命に、何かを食んでいる?椋鳥だから椋の実を
食べるのかと思っていたが、他のものも食べるんだ。
椋の実は一年中あるわけがない、当たり前と言えば当
たり前か 他のモノも食べたいと死んでしまうのだ。
そんな当たり前の事を思いながら、山の麓の公園に入
ると、カエデの葉の上に可愛らしい翼果(よくか)が
咲きだしている。(写真下↓) 何時見ても竹トンボ
か?ヘリコプターの羽を想像させる可愛い形だ。
自然の造形は凄い、何れ時期が来れば強い風の日を選
んで、カエデの木に別れを告げ、風に乗って何処かへ
飛んでゆく~そして着地した所の条件が良ければ、
そこで芽を出し新しい命が育ってゆくのだ。
よくよく考えてみると、翼果(よくか)は自分で場所を選べ
ない。着地した所が自分の宇宙なのだ。
勿論、小鳥たちに食べられた木々の実も鳥たちの糞に
混じって何処か?に落とされる。これらも同じ運命なのだ。そして、樹木は二酸化炭素を酸素に変えて人々の役
に立つ。でも、理不尽な人間は自分たちの都合で、邪魔だと思えば容赦なく樹木を切り倒す。 と言うことは
やっぱりこの世で一番、恐ろしいモノは、自分の前の鏡に映っている、奴なのだと、そんな事を思いながら、悪人
が歩いていた。