雨と樋。
今朝は早く目が覚めた、時計を見ると4時を過ぎだ。昨日は早朝散歩が出来なかったので
今日はチョッと早いが歩くことにした、不細工な顔を洗って 着替えをすまし家を出る
エッ!マサカ。雨が降っている しかたが無い、戻って部屋着に着替えて、パソコンを立ち上げる。
ブログでも書くか?と思うのだが、ネタが思い浮かばない。
そんな事を思いながら窓の外の雨を眺めてみる
ネタが浮かんできた。ネタの題材は樋(とい)だ。
今見ているような雨が奈良、東大寺(大仏殿)の大屋根に降り注いだら
と想像してみると、瓦を伝って地上に落ちる雨はきっと滝の様になって
いるのでは????何が言いたいかと言えば、雨樋が無い。だから軒先から落ちる雨は滝の様に落
ちてくる。。。その樋(とい)だが、、、ひょっとして我が国の発明ではないかと思ってみたのだ。
だって遣唐使、以後、数多の留学生が中国の文化を持ち帰り、寺院の屋根には瓦を葺いた。
だが軒先には樋をつけなかった。その理由はたぶん中国には樋を使用する文化が無かったのかも。
我が国では、江戸時代の初めは、ワラや葦(アシ)または板を屋根に葺いていた。ところが
ひとたび、火災が発生すると、燃えやすい屋根は次から次へと燃え広がってゆく。そんな事で
お金のある商人などが、お城や寺院の屋根を真似て瓦を葺くようになったことは容易に想像できる。
だが商家は、客の出入りが多い、そのお客に、瓦屋根か
ら伝い落ちる雨水が衣類をボトボトに濡らすことになる。
そんな事が少しでも少なくなれば、お客さんが助かるの
では?そんな気遣いから考え出されたのが樋だった。
何れにしても人を思う心が、発明を生む。\(^o^)/
外国の屋根には最近まで樋は付いていなかった⇒ ⇒