葛布。
早朝散歩⇒今朝も、やっぱり、蒸し暑い家を出て東の空を見ると朝やけ雲が、今日一日の暑さを予告してい
るようだ。山裾の公園に入ると「紫色の葛の花」が、涼しげに人目を惹いている。そう言えば先週の木曜日にTV
で放映されていた、あの可愛い豆助(子犬)が出てくる
「和風総本家」と言う番組で、京都人の夏の過ごし方を
紹介されていた。その時に京都の町家では南と北側に
坪庭があって、部屋を開け放つと南の坪庭と北の坪庭
に温度差があって、風が流れるように工夫がなされてい
る。それに、坪庭には白竹が植えてあり、この白竹の葉
は軽くて、微々たる風でも葉が揺れて目で風を感じる事
が出来るのだ。それにもう一つ凄いと思ったのは、先ほ
ど見た「紫色の葛の花」の繊維で織った「葛布」なるもの
が出てきたのだ。←物知らずの私は初めて「葛布」と云
う物凄く軽い織物を知ったのだ。
それはさて置き、この葛布で織った暖簾が北と南の箱
庭の間の部屋に掛けてある、見ると僅かな風が部屋を
抜けてゆくことが葛布の揺れで感じる事が出来るのだ。
コノお家の、ご主人は、この「葛布」は我が家の家宝だと言っていた。その映像をみていて、こんなお部屋で、
葛布の暖簾の揺れるのを見ながら、冷たい「葛切り」を頂ければ、最高だが!我々、貧乏人の夏の過ごし方は、
怪談話でも聞くことぐらいか?そうです、あの、ドロドロドロ~恨めしや~~~
表はパン屋で裏飯屋、なんてね、コレでは何時まで経っても涼しくならないか?そんな、馬鹿な事を考えながら
歩いていた。←やっぱり話のオチは食べ物でした。チャンチャン 葛切り、パン、めし。