外は雨 (*^_^*)
今朝も雨もちろん早朝散歩は御休みだ。寝床で微睡(まどろみ)みながら、雨について、思いをはせている。
雨には色んな呼び名や物語がある、中でもちょっと粋な雨には「小ぬか雨」や「遣らずの雨」がある。
小ぬか雨なんて、現代の女性は、お風呂で糠袋を使わ
ない為に糠(ぬか)のイメージが乏しいかも?知れない
が、私たちの年代では、浮世絵の中で糠袋を銜(くわ)
えた美人画を、よく見たものだ。
それに「遣らずの雨」だ。これは大事な人を帰したくない
と思った時に降る雨か?そうかと思えば、北原白秋の
「 利休鼠の雨」の雨が降ると云うのがある。
利休鼠の雨なんて、千利休が好んで愛用したネズミ色
の召し物のことだろうか?いずれにしても作詞家の想像
力には驚かされる。
話は変わるが、中国には「巫山の雲雨(ふざんのうん
う)」というのもある。これは楚の懐王が昼寝の夢の中で
巫山の神女と契ったという故事なのだ。
そこで男女が夢の中で結ばれることを「巫山の雲雨」と言うそうだ。 そんな事を思いながら、もう一度、寝て
巫山の雲雨を楽しむか?と思ったが、身体が起きる時間を覚えていて、眠れない そんなことで、お蒲団から
抜け出し、仕方なくブッサイクな顔を洗うことにした。