糠に釘。
早朝散歩⇒山の小径を歩いていると小糠雨が降り出して来た。それに周りも、ほんのりと朱くになってきた。
振り返って見ると、雲間から朱色の陽光が射している「天使の階段」か?こんな現象は遠くの小ぬか雨に朝陽が
反射している為だろうか?時計を見ると5時55分だ。随分と日の出が遅くなったものだ。
そんな事を思いながら小糠雨の中を歩いていると、なぜ
か?欧陽菲菲 (オーヤン フイフイ)の唄った「雨の御
堂筋」の歌詞が浮かんできた♪小ぬか雨降る 御堂筋
♪こころ変わりな♪夜の雨、あなた~♪~と私でもこの
フレーズを知っているのだから随分とヒットしたのだろう
そんな歌を思いだしていると、小糠と貴方と云う言葉が
浮かんできた。最近はあまり言わなくなったが
「小糠三合あるならば入り婿になるな」男は僅かな食い
扶持があれば入り婿をせず独立せよとの譬えなのだ。
必殺仕掛人の中村 主水(なかむらもんど)を見るまでも
ない其れに糠には色んな言葉があって、面白い「糠味
噌臭い」と 言えば、女性が所帯じみていると言う、嫌み
だ。←これは甲斐性なしの亭主にも問題が有る。
そうかと思えば「糟糠の妻」と言うのもある。これは貧しい
時から苦労を共にしてきた妻のことだ。←ところが出世をしても妻を裏切る奴もいる←こんな奴に幾ら説教を
しても「糠に釘」だそんな事を考えながら歩いていると、雨脚が早くなってきた あっ!これはダメだと、踵
(きびす)をかえして、帰ることに⇒家に着いたころには、水も滴る、イイ男、、、、どうでも良い男