現れないうちに消えて行く?
早朝散歩⇒奥須磨公園の駐車場の所までやってきた、ふと!前を見ると、秋の紅葉を楽しませてくれたメタセ
コイアの樹木(20m以上)がすっつかり葉を落とし寒々と立ち尽くしている。あと少しの辛抱か?暖かい春と共に
新芽が吹き出し、やがて夏には木陰を作り、訪れる人達に憩いの場を与えてくれるのだ。
そんな事を思いながら歩いていると、大きな樹木に「センダン、ニガキ科」と書いた樹木銘板が掛けてある?
もしかして?センダンとは、あの「栴檀は双葉より芳(かんば)し」と言われている、センダンの木か?
でもこの諺の栴檀はビャクダン(白檀/香木)の事だから、今見ている二ガキ科のセンダンの木とは何の関係も
ないのかも? 蛇足だが「栴檀は双葉より芳し」の白檀(びゃくだん)は発芽のころから香気を放つらしい。
世に名を残す人物は幼い時から人並み外れて優れた所がある譬え
蛇が出たついでに、同じような喩に「蛇は寸にして人を呑む」と言うのもある。
大蛇は一寸の頃から人を呑もうとする迫力がある?優れた人は、幼少の頃から普通の人とは違った気概を持っ
ている。この諺に対して「大器晩成」と言うのもあるのだが?殆どの人は大器が現れないうちに消えて行く