、名残の柿。

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 今朝も奥須磨公園のチビッコ広場でストレッチを済ませての帰り道、小松池の南側の畔を歩いていると、

右側の少し高い所で美味しそうに柿の実がなっている。

散歩道のアチラこちらに実を付けていた柿も殆どが終わってシマッタところを見ると、このカキは名残の柿か?

そうそう、毎年、この柿を見ると、杮落し(コケラオトシ)の杮と 柿(カキ)の文字が違う事を思い出すのだ。

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 上の文字の筆順を見ればわかる通り、柿(カキ)画だが杮(こけら)画なのだ。

 勿論、文字の意味が違うはずだ。柿(カキ)は食べるものだが、杮(こけら)は家を建てる時にでる、鉋屑や鋸を

 挽いた時にでる木屑のこと。

 余談だが、京都の清水寺(清水の舞台)を最初に建立させたのは征夷大将軍坂上田村麻呂だ。

 その時、この舞台の演目は何だったんだろうか?

 いずれにしても初めて舞台を使う場合は舞台の木屑を清め落とした事が、杮落しと言われている。

 今では新しく劇場などが完成し、最初に開演することを「杮落し」と言われるようになったとか。