葛布~~~

イメージ 1

 早朝散歩⇒生ゴミをもって家を出る。帽子を被ろうとすると、禿げ頭に雨粒が?ウソ~天気予報では9時ごろか

ら傘マークが付いていた。降りだしがちょっと早いのでは?そんなことを思いながら傘を取りに帰って歩き出す

ワンタッチで雨傘を開く ピッと張った布地に小粒の雨が心地いいリズムを奏でている

こんな時、楽譜を起こせる人はキッと素敵な曲を創ることができるのだろう。

何の取り柄もない者にとっては羨ましい限りだ

イメージ 2

 そんな事を思いながら山道を歩いていると葛の葉に小さな水滴がコロコロと光っている。そうか?この葉には

細かい起毛が生えているので水玉が出来やすいのだ。

それにしてもこのは繁殖力の強い植物だ、冬場には枯れ果てて見る影もなかったのに、

今は其処ら中にツル草が蔓延っている。やがて根を肥らせてデンプンをとる。。。葛粉だ。

子供のころ風邪をひくと、葛湯を作って飲ませてもらったものだ。

根を乾燥させたものが生薬の葛根、花を乾燥させたモノが生薬の葛花(かっか)だ。

究極の使い道は「葛布」だ。これは葛の繊維を織って作った布地だ。くずふ

以前、TVで紹介されていたが京都の町家で南の箱庭のある部屋から順番に北の端の部屋まで開け放し、

部屋を通る微風を演出する。そのために部屋の間に葛布を掛ける、すると葛布が軽いため僅かに揺れ~~

涼を感じると言う寸法だ。

クーラーのない時代の究極の贅沢だったのだ。。。其処ら中を覆いつくす様に蔓延る つる草も、

工夫一つで役にたつ????今朝はのような親爺がの葉を見ながら歩いていた。