外は雨。
目覚めてカーテンを引くと、窓の外は昨夜の天気予報の通り、冷たそうな雨が降っている。
もちろん早朝散歩はお休みだ。
そんな雨を見ながら、若しかして、いま降る雨は「催花雨(さいかう)」何だろうか?
催花雨とは草花たちに春がやってきましたよ、早く咲きなさいよと催促している雨のこと。
そう言えば散歩道の梅もチラホラ咲きだした、追っ付、桃の花も咲きだすのかも。
梅に桃、と言えば、浮気うぐいす 梅をば焦らし わざと隣の桃に鳴く、と都々逸(どどいつ)
にあるが、昔の人は粋だね。
ついでに都々逸をもう少し、髪の乱れは枕のせいよ、顔の窶れ(やつれ)は主が咎、←遊女の殺し文句か
嫌なお方の親切よりも 好いたお方の無理が良い←何か、わかる気がするネ。
今朝の雨にちなんで、雨の降るほど噂はあれど ただの一度も濡れはせぬ。