くず。

イメージ 1

 目が覚めて時計を見ると5時5分だ起き出して洗面台に立つ、目の前の鏡にはブッサイクな顔が

 映っている。蛇口のレバーを上げて水道水を出す、両手に受けた水が冷たい

 頭の中では「水道水 顔を洗って 秋を知る」な~んて面白くもない句が浮かんでいる(笑)

 先日まで生ぬるい水で顔を洗っていたが、今日はなぜか?不細工は顔がシャキトする

 着替えて散歩に出る 奥須磨公園へやって来た。新池も大池も雨が降らないために水位がグンと

 下がっている 今日は午後から雨の予報が出ていたので少しは満たされるかも?

 その池の淵には紫色の葛の花が人目を惹いている。。。人間のクズが葛(くず)を見る

 葛といえば野に咲くつる草だが、我が国では古代から様々な場面で利用されてきた。

 京都の町家(旧家)では夏になると家の中の障子や襖を外し箱庭から裏庭へ風を通す~~~

 その時、部屋の中間に葛布(くずふ)を吊るすと葛布が軽いために微風でも布が揺れる。

 その揺れを見て風を感じたとか~~~(この葛布は静岡県掛川で織られた物が有名だ)

 それに、食いしん坊には。葛切りや葛餅など美味しいモノもある。また和食には欠かせない食材だ

 かと思えば漢方薬にも使われる、中でも葛根湯がよく知られている。そんな事を思いながらこの花を

 見ていると、花にも薬効があったんだと今更ながら気付かされた。

 野の草(雑草)にもそれぞれ何かしかの役割が有るモノだと今更ながら知らされた。