逃げた女房。

イメージ 1

  早朝散歩⇒今朝も奥須磨公園の小松池の畔までやって来た、見ると6時過ぎだ

 と言うのに太公望が釣り糸を垂れている。

 蛇足だが太公望とは古代中国の周に仕えた呂尚(りょしゅう)と言う政治家の事

 だ。太公望の語源は周王の祖父(大公)が探し求めんだ人材だったと言われて

 いる。ところが今日、私が言いたいのは、戦術家で優秀な政治家の話ではない。

 太公望呂尚は本当に素晴らしい人だったのか?私に言わせれば大したことは無

 い、だって「覆水盆に返らず」の故事を見ると、若い頃、仕事もせず、読書ばかりし

 て稼ぎの無い「ヒモ」みたいな男だった。勿論、生活は妻が稼ぎ細々と暮らしていた

 だが、それも、限界に達して後ろ髪を引かれながら家を出て行った。

 ところが歳月がたち、
呂尚周王に見いだされ、数々の戦功を立て出世をする。

 その噂を元妻が聞き付け、呂尚の前に現れ復縁を迫る。すると呂尚は盆に水を入

 れてこぼす、勿論、水は地べたに落ちるこの水が元通り盆に返って来ればOK

 だよと言ったとか?これが「覆水盆に返らず」の故事だ。

 何とも底意地の悪い喩えだ。普通、情のある人なら、若い時の自分に恥じて、元妻

 に心尽くしの品を与えて丁寧に帰すのが人の道では無かろうか?

 な~んて、釣り人を(太公望)眺めていた。。。逃げた女と水臭い男の話だ(笑)