わた。

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早朝散歩⇒今朝の気温は13℃よく晴れている。何時ものように、折り返し地点のゴルフ場のフェンスの所まで
 
来ると、フェンス沿いの花壇に、白い綿の花がたくさん咲いている?今まで、映像で見たことは、あったが!実物
 
イメージ 2を見るのは初めてだ。ワタといえば、司馬遼太郎さんの
 
菜の花の沖」では、高田屋嘉兵衛が北海道から海産
 
物を運び、その中には鰊粕(にしんかす=ニシンの油を
 
抜き干した物)もあり、この鰊粕が、大阪の河内や神戸
 
の東灘で栽培されていた綿畑の肥料として多く使われ
 
生産量が飛躍的に上がったと紹介されている。
 
そのためコノ鰊粕の事を、金の肥料、即ち金肥と言われ
 
イメージ 3たらしい(´▽`)話は変わるが、その昔、綿(コットン)が我
 
が国に来るまでは、ワタと言えば、真綿の事だったのだ
 
蛇足だが、真綿とは蚕(かいこ)の作った繊維のことだ。
 
これを加工して、フワフワのワタにし、それを、袷着物の
 
間に詰め込み、防寒衣類としたり、お布団の中ワタなど
 
に、使っていたのだ。以前なにかの本で読んだが!この
 
ワタ、の語源は腸(はらわた)のワタだと言うのだ。
 
なぜ?ワタなのか、日本語では古い時代にはお腹の中の物に小腸や大腸と言う名称がなく、全てお腹の中の物
 
は腸(はらわたと)と言っていた。←魚の内蔵(はらわた)も同じ呼び名(笑)
 
即ち袋の中に詰める中身のことをワタと言った事から真綿もワタと言われたらしい。それに、ついでに言うのも
 
なんだが、中国や韓国のヤカラの振る舞いを、見ていると腹ワタが煮えてきた。そうか!コレは一寸、違うか
 
そうかと思えばワタにはこんな諺もある。「真綿で首を絞める」「真綿に針を包む」などが有るが、コレは少し
 
陰湿か?オイラはヤッパリ、綿菓子の様な、あの!フワフワした柔らかさが大好きだと思ってみた。